令和7年度【法事・回忌】早見表

法事の意味とは

実際に、私たちが行う法事と言えば、亡き人の命日をご縁に勤める年忌法要(年回法要)でしょう。もちろん、葬儀も満中陰も仏法の集いですから法事です。ところで、この法事、亡き人をご縁に勤めることから、「亡き人のために」行うものと思われがちです。いわゆる追善供養です。すなわち、亡き人のために私たちが法事を行って善を積み、その功績を亡き人に振り向けて、少しでも良い世界に生まれてもらおうという考え方です。
しかし、浄土真宗の味わいでは、亡き人は阿弥陀仏の救いによってすでに浄土に生まれ、仏さまになっておられます。ということは、こちらから善を振り向ける必要はないのです。法事はあくまで、参拝者一人ひとりが「私のために」仏法を聞く仏教行事なのです。

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